女性は男性に比べ、オンとオフの切り替えが難しいことが多い。
仕事が終わったとしても、家事という仕事が待っているからだ。
結婚した場合はその傾向が顕著になってくる。
男性は仕事を終えるとゆったり家で休んでいることが多いが、
女性は子供の送り迎えから食事の支度、後片付け、洗濯、子どもの世話をして、
といった具合にやるべきことがたくさんある。
同じ時間を家で過ごしていたとしても、
実際に体や精神が休んでいるかというとそうでないことが多いのだ。
こういった状態が長く続くと心身に良くない影響が及んでくることもある。
特に介護の仕事は体力的にも厳しく、神経も使うものである。
家庭を持っている場合は家事も同じような労力を必要とするものとなる。
仕事も家庭も全力でと頑張りすぎたためにうつ病などに発展することもある。
ストレスとの向き合い方を考えることについては[ストレスと戦う現代女性]でもその必要性が説明されている。
そのため、特に女性は意識的に気分転換をしていくべきなのだ。
例えば休日に家事をすべて夫に任せて出かけてみるという事も有効であろう。
家庭と切り離した状態で過ごしてみることで、改めて家事を行おうという気持ちも生まれてくるのである。
これにはもう一つメリットがあり、いつもどれぐらい大変な家事をしているのかを夫に知ってもらう機会にもなるのだ。
月に一度など定期的にこうした機会を設けてみるとよい。
独身の女性も、家事を外注して自由に過ごす日を決めてみるとよいだろう。
やりたいことを思い切り楽しむ日を作ることによって、
生活にも仕事にもより前向きな意識を持って取り組んでいけるようになるのだ。